ChatGPTでExcel関数・マクロを作成|プロンプト例文付きで初心者でも簡単

プロンプト実践テクニック

「VLOOKUPの書き方がわからない」「複雑なIF関数を組みたいけど、ネストが深くなると頭が混乱する」——Excelを使っていてそんな経験はありませんか?

実は、ChatGPTにやりたいことを日本語で伝えるだけで、Excel関数やマクロを自動生成してもらえます。プロンプトエンジニアリングの基礎さえ押さえれば、関数の構文を覚える必要も、VBAのプログラミング知識も不要です。

筆者自身、Excelの関数検索に毎回15分以上かかっていましたが、ChatGPTを活用するようになってから作業時間が5分の1以下に短縮されました。特にVLOOKUPやINDEX-MATCHなどの複合関数は、AIに任せた方が圧倒的に速く正確です。

この記事では、ChatGPTでExcel関数・マクロを作成するための具体的なプロンプト例文を紹介します。すべてコピペで使えるので、AI初心者の方も安心して試してみてください。

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ChatGPTでExcel関数を作成する3つのメリット

まずは、なぜChatGPTをExcel作業に活用すべきなのか、その具体的なメリットを解説します。

関数の構文を覚えなくて良い

Excelには400以上の関数があり、それぞれの構文を覚えるのは現実的ではありません。ChatGPTなら、「A列の売上合計をB列の条件で絞り込みたい」と日本語で伝えるだけで、適切な関数(この場合はSUMIF)を生成してくれます。

関数名がわからなくても、やりたいことを説明するだけで正しい数式が得られるのは、大きなメリットです。

複雑な数式もエラーなく作成できる

IFのネスト(入れ子)やVLOOKUPとIFERRORの組み合わせなど、複雑な数式ほどAIの得意分野です。手作業では括弧の対応ミスなどでエラーが出やすい場面でも、ChatGPTなら一発で正しい数式を出力します。

筆者の場合、5段階のIF関数のネストをChatGPTに依頼したところ、わずか10秒で完成しました。手動なら30分以上かかる作業です。

VBAマクロも日本語指示で自動生成

プログラミング未経験でも、「毎月の売上データを部署別に集計して新しいシートに出力するマクロを作って」と伝えるだけで、VBAコードが自動生成されます。経理・総務のChatGPT活用術でも紹介していますが、Excel作業の自動化が専門知識なしで実現できるのです。

Excel用プロンプトの基本的な書き方

ChatGPTでExcel関数を正確に生成するには、プロンプトの書き方にコツがあります。以下の3つのポイントを押さえましょう。

1. データの構成を明確に伝える

どのセルに何のデータがあるかを具体的に伝えることで、精度が大幅に向上します。

以下のExcelシートの構成で関数を作ってください。
A列:商品名
B列:カテゴリ
C列:売上金額
D列:販売日
データは2行目から100行目まであります。

2. やりたいことを具体的に説明する

「集計したい」だけでは曖昧です。何を・どの条件で・どこに出力したいかを明確に指定しましょう。

  • 何を:売上金額の合計、平均、最大値など
  • どの条件で:カテゴリが「食品」のもの、今月分など
  • どこに:E1セルに出力、新しいシートに一覧化など

3. 出力形式を指定する

「数式だけ出力してください」「数式と解説をセットで出力してください」と指定すると、必要な情報だけを効率よく受け取れます。

プロンプトの書き方の基本をもっと詳しく知りたい方は、使い方ガイドも参考にしてください。

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【目的別】コピペで使えるExcelプロンプト例文5選

ここからは、Excelでよく使う場面ごとにそのままコピペで使えるプロンプトを紹介します。【】内をあなたの状況に合わせて書き換えてください。

1. VLOOKUP・XLOOKUPの作成

別シートや別テーブルからデータを参照したいときに使うプロンプトです。

あなたはExcel関数の専門家です。
以下の条件でVLOOKUP(またはXLOOKUP)関数を作成してください。

【データ構成】
・Sheet1のA列:商品コード、B列:商品名
・Sheet2のA列:商品コード、C列:単価
【やりたいこと】Sheet1のB列の商品名をもとに、Sheet2から単価を取得してSheet1のC列に表示
【補足】該当データがない場合は「該当なし」と表示
【出力】数式と、各引数の意味を簡単に解説してください

2. 条件付きIF関数の作成

複数条件での分岐処理は、ネストが深くなると手作業では難しい場面です。

あなたはExcel関数の専門家です。
以下の条件でIF関数を作成してください。

【データ構成】C列に点数(0〜100)が入力されている
【やりたいこと】D列に以下の評価を自動表示したい
・90点以上 → A
・80点以上 → B
・70点以上 → C
・60点以上 → D
・60点未満 → F
【出力】数式のみ出力。IFS関数が使えない環境も考慮してIF関数のネストで作成

3. SUMIFS・COUNTIFSによる条件付き集計

あなたはExcel関数の専門家です。
以下の条件で集計関数を作成してください。

【データ構成】
A列:部署名、B列:月(2025年1月〜12月)、C列:売上金額
データは2行目から500行目まで
【やりたいこと】
・部署が「営業部」かつ月が「2025年4月」の売上合計をE2セルに表示
・同じ条件の件数をF2セルに表示
【出力】SUMIFS関数とCOUNTIFS関数をそれぞれ出力してください

4. ピボットテーブル風の集計マクロ

あなたはExcel VBAの専門家です。
以下の条件でマクロ(VBA)を作成してください。

【データ構成】Sheet1にA列:日付、B列:商品名、C列:売上金額のデータが2行目から入っている
【やりたいこと】商品名ごとの売上合計・件数・平均を集計し、「集計結果」という新しいシートに出力
【条件】
・集計結果シートが既にあれば上書き
・ヘッダー行も自動で作成
・金額はカンマ区切りの表示形式
【出力】VBAコード全体と、使い方の手順を3ステップで説明

5. データクレンジング(整形・前処理)

あなたはExcel関数の専門家です。
以下の条件でデータクレンジング用の関数を作成してください。

【データ構成】A列に氏名データが入っているが、表記揺れがある
(例:全角スペース・半角スペース混在、姓名の間にスペースがない場合がある)
【やりたいこと】
・B列に、前後の余分なスペースを除去してクリーンな氏名を出力
・C列に、電話番号(ハイフンあり・なし混在)をハイフンなしの数字のみに変換
【出力】それぞれの数式と、処理内容の簡単な解説

上記のプロンプトはすべて、【】内をあなたの実際のデータ構成に書き換えるだけで使えます。ChatGPTの回答に対して「別のやり方でも作成して」「もっとシンプルにして」と深掘り質問を重ねれば、さらに調整が可能です。

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Excel用プロンプトの精度を上げるコツ3選

基本のプロンプトでも十分使えますが、以下のテクニックを使えばさらに正確で実用的な数式が得られます。

エラー処理を明示的に指定する

Excelでよくある#N/Aや#REF!エラーの対処を、プロンプトに含めておくと安心です。

  • 「該当データがない場合は空白を表示してください」
  • 「エラー時は0を返すようにIFERROR関数で囲んでください」
  • 「#N/Aエラーが出た場合の対処法も教えてください」

筆者の経験では、エラー処理を指定しておくだけで、そのまま実務で使えるレベルの数式が生成される確率が格段に上がります。

Excelのバージョンを伝える

XLOOKUP、FILTER、UNIQUE関数などはExcel 2021以降やMicrosoft 365でのみ使用可能です。古いバージョンを使っている場合は、「Excel 2016環境で動作する関数で作成してください」と指定しましょう。

サンプルデータを一緒に提示する

実際のデータの一部(2〜3行分)をプロンプトに含めると、ChatGPTがデータの形式を正確に理解できます。

サンプルデータ:
A2: 東京支店 B2: 2025/04/15 C2: 150000
A3: 大阪支店 B3: 2025/04/16 C3: 230000

このように具体的なデータ例を添えるだけで、出力の精度が大幅に向上します。

よくある質問(FAQ)

Q. ChatGPTが生成した関数がエラーになったらどうすればいい?

A. エラーメッセージをそのままChatGPTに伝えましょう。「この数式を実行したら#VALUE!エラーが出ました。修正してください」と続けて入力すれば、原因の特定と修正版を提示してくれます。Excelのバージョンや実際のデータ構成を追記すると、さらに正確な修正が返ってきます。

Q. Googleスプレッドシートでも使える?

A. はい、基本的な関数はExcelとGoogleスプレッドシートで共通で使えます。ただし、一部の関数(例:XLOOKUP)はスプレッドシート側で対応していない場合があります。プロンプトに「Googleスプレッドシートで動作する関数で作成してください」と指定すれば対応できます。

Q. マクロ(VBA)のコードはどうやってExcelに貼り付ける?

A. ExcelでAlt + F11を押してVBAエディタを開き、「挿入」→「標準モジュール」で新しいモジュールを作成します。生成されたコードを貼り付けて、F5キーで実行するだけです。ChatGPTに「使い方の手順も教えて」と追加すれば、操作手順もセットで案内してもらえます。

Q. ChatGPT以外のAIツールでも関数生成はできる?

A. はい。この記事で紹介したプロンプトは、Claude、Gemini、Copilotなど他のAIツールでもそのまま使えます。特にMicrosoft Copilotは、Excelと連携しており、さらにスムーズに活用できる場面もあります。

まとめ:ChatGPTでExcel作業を劇的に効率化しよう

この記事では、ChatGPTでExcel関数やマクロを作成する方法を紹介しました。ポイントをまとめます。

  • ChatGPTにやりたいことを日本語で伝えるだけで、Excel関数やVBAマクロが自動生成される
  • プロンプトには「データ構成」「やりたいこと」「出力形式」の3要素を含めるのが重要
  • VLOOKUP・IF関数・SUMIFS・VBAなど、目的別のテンプレートをそのまま活用できる
  • エラー処理の指定やサンプルデータの提示で精度がさらに向上する
  • 生成された数式は必ず動作確認してから本番データに適用する

Excel作業の効率化は、日々の業務時間を大きく削減してくれます。AIでレポート作成を効率化する方法と組み合わせれば、データ集計からレポート完成まで一気に時短できます。まずは今回紹介したプロンプトをコピペして、1つ関数を作ってみてください。

プロンプトの基本をもっと学びたい方は「ChatGPTの回答精度を上げるプロンプトのコツ」、業務効率化の他の活用法を知りたい方は「ChatGPTの便利な使い方20選」もあわせてお読みください。

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