AIでUI・ワイヤーフレームを作る方法|画面設計をプロンプトで形にする手順

プロンプト実践テクニック

「作りたい画面のイメージはあるのに、形にして人に見せられない」「デザイナーに頼む前の、たたき台の段階で止まってしまう」——サービスや社内ツールを企画する人が必ずぶつかる壁です。

AIはこの段階を大きく短縮します。言葉で説明すれば、画面の構成要素と配置を一覧にして返してくれるので、議論の土台がその場でできます。絵が描けなくても構いません。

この記事では、画面設計をAIに手伝わせる手順を、そのままコピーできるプロンプトつきで解説します。デザインの専門知識がない人を想定しています。

✨ 画面設計のプロンプトを自動生成

作りたい画面を選ぶだけで、要件を整理する指示文が完成します。

🚀 今すぐ無料で試す(30秒で完成)

  1. ワイヤーフレームとは何か
    1. 見た目ではなく「配置と順番」を決めるもの
    2. AIが強いのは「要素の洗い出し」
    3. AIが弱いのは「その事業ならではの判断」
  2. 手順1|画面の役割を1文で決める
    1. いきなり要素を並べない
    2. これが決まると要素が決まる
  3. 手順2|要素を洗い出す
    1. 抜けを潰すのがAIの仕事
    2. 「見落としやすい要素」を出させる
    3. 入力項目は減らす方向で見直す
  4. 手順3|配置と優先順位を決める
    1. 順番は「上から読む順」で指定させる
    2. 3案出させて比べる
    3. スマホを先に決める
  5. 手順4|図にして共有する
    1. 箇条書きのままでも議論できる
    2. デザインツールに渡す
    3. 手描きを読み取らせる
  6. 文言を詰める
    1. ボタンの文字で完了率が変わる
    2. エラーメッセージを丁寧に作る
    3. コピーは別で磨く
  7. 社内ツールを設計する場合
    1. 使う人に聞いてから作る
    2. 実装を頼む前に固める
  8. 画面のつながりを設計する
    1. 1画面ずつ作ると破綻する
    2. 行き止まりを潰す
    3. 未定の箇所こそが仕様の穴
  9. やってはいけないこと
    1. AIの案をそのまま採用する
    2. 実在するサービスの画面をまねる指示をする
    3. 未公開の企画情報を入力する
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q. デザインの知識がなくても使えますか?
    2. Q. 画像として出力させられますか?
    3. Q. デザイナーは不要になりますか?
    4. Q. 既存の画面の改善にも使えますか?
    5. Q. アプリの画面にも使えますか?
  11. まとめ
  12. あわせて読みたい関連記事

ワイヤーフレームとは何か

見た目ではなく「配置と順番」を決めるもの

ワイヤーフレームは、色もフォントも決めない段階の設計図です。どこに何を置き、どの順番で読ませるかだけを決めます。この段階を飛ばして見た目から入ると、後で全部やり直しになります。

AIが強いのは「要素の洗い出し」

絵を描くことより、その画面に何が必要かを漏れなく挙げるほうが難しく、そしてAIが得意な部分です。ログイン画面に必要なもの、申し込みフォームに必要なもの。こうした定番の構成は、AIのほうが抜けが少なくなります。

AIが弱いのは「その事業ならではの判断」

何を優先して見せるか、どこで離脱を防ぐか。ここは事業を理解している人にしか決められません。AIは選択肢を並べる係、決めるのは自分、という分担にしてください。

手順1|画面の役割を1文で決める

いきなり要素を並べない

最初にやることは、その画面で利用者に何をしてほしいのかを1文で書くことです。「サービスを理解してもらう」ではなく「無料登録のボタンを押してもらう」まで具体化します。

これが決まると要素が決まる

目的が1つに絞れれば、必要な要素は自動的に決まります。迷いが生まれるのは、1つの画面に目的を2つ以上入れているときです。

手順2|要素を洗い出す

抜けを潰すのがAIの仕事

【プロンプト】

「画面に必要な要素を洗い出してください。

【画面の前提】
・何の画面か:(例:オンライン相談の申し込みフォーム)
・利用者にしてほしいこと:(例:日時を選んで送信してもらう)
・想定する利用者:(例:スマホで操作する40代、ITに詳しくない)

【条件】
・上から順に、表示すべき要素をすべて挙げる
・各要素に、なぜ必要かを1行で書く
・入力項目は、必須と任意を分ける
・エラー時と送信後に表示すべき内容も挙げる
・見落としやすい要素があれば、最後に別枠で指摘する」

「見落としやすい要素」を出させる

この一文が効きます。戻るボタン、送信中の表示、入力内容の確認手段など、自分では思いつかない項目が出てきます。

入力項目は減らす方向で見直す

洗い出したあとは、削る作業です。フォームの項目が1つ増えるごとに、完了する人は減ります。本当に今必要な項目か、あとで聞けないかを1つずつ確認してください。

手順3|配置と優先順位を決める

順番は「上から読む順」で指定させる

【プロンプト】

「洗い出した要素を、画面の配置案として整理してください。

【前提】
・表示端末:(例:スマートフォンを優先)
・最も押してほしいもの:(例:送信ボタン)

【条件】
・上から順に、要素を並べた案を3パターン出す
・パターンごとに、どういう利用者に向くかを書く
・スクロールせずに見える範囲がどこまでかを明示する
・文章ではなく、階層のある箇条書きで表現する
・色やフォントには触れない」

3案出させて比べる

1案だけだと、それが良いのか判断できません。比較対象があって初めて、自分たちに合う形が見えます。アイデアを広げる方法はChatGPTでアイデア出しをする方法が参考になります。

スマホを先に決める

多くのサービスで、利用の大半はスマートフォンです。狭い画面で成立する構成を先に作り、広い画面はあとで考えるほうが失敗しません。

手順4|図にして共有する

箇条書きのままでも議論できる

階層のある箇条書きは、そのままでも十分に設計図として機能します。絵にしないと議論できない、というのは思い込みです。

デザインツールに渡す

形にする段階では、テンプレートを持つツールが早いです。手順はデザインAIツールの使い方で解説しています。画像として見せたい場合はAI画像生成プロンプトの書き方も使えますが、正確な画面設計には向きません。

手描きを読み取らせる

紙に描いたラフを撮影して、要素の一覧に起こす使い方も有効です。方法はChatGPTの画像認識の使い方をご覧ください。

文言を詰める

ボタンの文字で完了率が変わる

「送信」と「無料で相談を予約する」では、押される率が違います。ボタンの文言は、押した先で何が起きるかを書くのが原則です。

エラーメッセージを丁寧に作る

利用者が離脱する最大の場面がエラー表示です。何が悪いのか、どう直せばいいのかを、必ずセットで書いてください。

【プロンプト】

「フォームのエラーメッセージを作成してください。

【入力項目】
(例:氏名、メールアドレス、希望日時、相談内容)

【条件】
・項目ごとに、想定されるエラーを挙げる
・メッセージは、原因と直し方を1文で両方書く
・利用者を責める書き方にしない
・専門用語を使わない
・30字以内にする」

コピーは別で磨く

見出しや説明文は、画面設計とは別の作業です。AIでLPのコピーライティングをする方法とChatGPTでキャッチコピーを作る方法が参考になります。

社内ツールを設計する場合

使う人に聞いてから作る

社内ツールは、作る人と使う人が別なせいで失敗します。今の作業手順を聞き取り、それを画面に落とす順番を守ってください。手順の整理はAIでマニュアル・業務手順書を作成する方法が使えます。

実装を頼む前に固める

画面が決まっていない状態で開発を始めると、手戻りが大量に出ます。ワイヤーフレームの段階で合意を取ることが、結果的にいちばん早い道です。実装の相談はChatGPTでコード生成・デバッグする方法が参考になります。

画面のつながりを設計する

1画面ずつ作ると破綻する

画面単体で完成度を上げても、画面から画面への移動がつながっていなければ使えません。申し込みフォームだけ立派でも、そこに辿り着く導線がなければ意味がないのと同じです。

行き止まりを潰す

設計でいちばん多い抜けが、失敗したときの行き先です。送信に失敗した、在庫がなかった、条件に合わなかった。こうした場面で利用者がどこへ行くのかを決めていないと、そこで離脱します。

【プロンプト】

「画面遷移の抜けを点検してください。

【想定している流れ】
(例:一覧画面 → 詳細画面 → 申し込みフォーム → 完了画面)

【条件】
・各画面で、利用者が取りうる行動をすべて挙げる
・その行動ごとに、次にどこへ行くかを示す
・行き先が決まっていない箇所を「未定」として指摘する
・失敗したときの行き先を、特に重点的に確認する
・戻る操作をしたときの挙動も確認する」

未定の箇所こそが仕様の穴

この指摘で出てくる「未定」が、後の手戻りの正体です。実装前にここを埋めておけば、開発中の質問がほとんど出なくなります。関係者への確認も、この一覧を見せるだけで済みます。

やってはいけないこと

AIの案をそのまま採用する

出てくるのは一般的によくある構成です。自社の利用者に合っているかは別の話で、そこを検証せずに進めると平凡な画面になります。

実在するサービスの画面をまねる指示をする

参考にするのは構いませんが、特定のサービスの画面をそのまま再現させるのは避けてください。権利の問題が生じます。判断はAI生成物の著作権と商用利用の考え方で整理しています。

未公開の企画情報を入力する

新サービスの詳細は、社外に出せない情報です。一般化した形で相談してください。線引きは生成AIの情報漏洩リスクと社内利用ルールの作り方をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. デザインの知識がなくても使えますか?

使えます。ワイヤーフレームは見た目を決める作業ではないので、必要なのは「利用者に何をしてほしいか」を言語化する力だけです。

Q. 画像として出力させられますか?

ツールによっては可能ですが、細かい配置の精度は期待できません。階層のある箇条書きで設計し、形にするのはデザインツールで行うのが確実です。

Q. デザイナーは不要になりますか?

なりません。AIで作れるのはたたき台までです。ただし、たたき台があると依頼の質が上がり、やり取りの回数が減ります。

Q. 既存の画面の改善にも使えますか?

使えます。現在の画面の要素を書き出して渡し、「離脱しそうな箇所を指摘して」と聞く使い方が有効です。

Q. アプリの画面にも使えますか?

使えます。ただし端末ごとの操作の作法が異なるので、前提として端末を明記してください。

まとめ

この記事では、AIを使った画面設計とワイヤーフレーム作成を解説しました。ポイントを整理します。

  • ワイヤーフレームは見た目ではなく配置と順番を決めるもの
  • 最初にその画面で何をしてほしいかを1文で決める
  • AIに任せるのは要素の洗い出しと抜けの指摘
  • 配置は3案出させて比べる。スマホから決める
  • エラーメッセージは原因と直し方をセットで書く

まずは今考えている画面を1つ選んで、必要な要素を洗い出させてみてください。自分では気づかなかった項目が必ず出てきます。

プロンプトの基本はAIプロンプトとは?初心者が最初に知るべき基礎知識、AI検索時代のコンテンツ戦略はSEOプロンプト作成ツール完全ガイドもどうぞ。その他はAIプロンプト活用ブログでご紹介しています。

✨ 画面要件を整理する指示文を生成

画面の目的を選ぶだけ。要素の洗い出しに使える指示文が手に入ります。

➡️ 迷ったらまずツールで自動生成 →

あわせて読みたい関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました